家族旅行、修学旅行、あるいはサークル旅行など、誰かと行く旅行は楽しいものだ。一方で、一人旅は複数人で行く旅とはまた違った魅力を味わうことができる。今回は、一人旅の魅力、そして一人旅を最大限楽しむコツについて記す。
一人旅の魅力
一人旅の最大の魅力は、とにかく「自由」であることだ。
普通の旅行では、金銭や予定の組み方・食事・トラブルへの対応など、お互いに不快にならないよう気を遣う場面は非常に多い。その結果、羽根を伸ばしに来たにもかかわらずかえって疲れてしまう……ということは往々にしてある。
しかし、一人旅はそれがない。どう予定を組もうが何の問題も発生しない。昼食と夕食を同じようなメニューにしたとて誰からも責められることはない。仮にトラブルが発生したとしても、それは全て自己責任だ。自分の思い通りにゆったりした旅を過ごすことができるのだ。
一人旅を楽しむコツ
観光に縛られない
「無理にその土地の観光スポットを巡ろうとした結果、タイトなスケジュールで行動する羽目になった」「お寺に興味はないが、有名な観光スポットなので訪れてはみたものの、あまり楽しめなかった」というのは、旅行でありがちな失敗だ。
確かに、観光スポットに訪れるという行為は「旅行をしている」という実感を高めるのに大きな役割を果たしている。しかし、その結果観光をあたかも消化しなければいけないタスクのように誤認してしまうのは本末転倒だ。
筆者は一人旅をする際、1日に巡る観光スポットは最大でも二つまで、自分の本当に興味のある場所にしか行かないことを心掛けている。
観光をしていない時間は、ぶらぶらと街を歩きながら、ふらりと気になった店に立ち寄る、または気になったものを買い食いしてみるなど、リラックスして過ごすのがおススメだ。
金銭を惜しまない
買ってみたい、食べてみたいと思ったものがあったが、お金がもったいないので我慢した……なんて経験はないだろうか。筆者は特に金の出し惜しみをする人間なので、日常生活では頻繁にこのような我慢をする。
しかし旅行中においてはその限りではない。新幹線に乗るときは必ずラクトアイスを購入し、夕食後はコンビニで酒やおつまみを購入し、ホテルでちょっとした晩酌をする。
一見ただの無駄遣いに見えるが、このような旅行中のささやかな贅沢は、楽しい旅行の思い出をより良くしてくれるからだ。
筆者は旅行の間は財布と口座の中身を無限とみなすことにしている。
当然ながら見なしているだけなので、しっかり後で痛い目を見るのだが。
(原)
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