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執筆者の写真中央大学新聞

爆破予告から4ヵ月、当時の状況を振り返る

「7月25日に中央大学茗荷谷キャンパスを爆破する」という旨の予告が、中央大学に対してなされた。

これを受けて大学は7月22日(月)、「学生・教職員及び関係者の安全確保を最優先」とし、25日(木)の茗荷谷キャンパスへの立ち入りを禁止・授業及び試験等を中止する措置を執ることを報告した。試験期間中であったため、25日に実施する予定であった試験は、31日(水)の実施に変更された。また、立ち入り禁止措置に伴い、茗荷谷キャンパスに入居する文京区の施設や郵便局、スターバックスコーヒーの店舗も休業となった。実施予定の試験が延期になったため、夏季休暇期間の開始が遅れたことや、炎の塔が終日閉館になるなど、学生にも少なくない影響を与えた。


26日(金)、大学は「所轄警察と連携し、キャンパス内の不審物探索や巡回を行った結果、不審物は見つからなかった」と報告し、キャンパスへの立ち入り禁止は解除された。また、大学は「今回の事件を威力業務妨害として所轄警察と連携し、必要な措置を講じてまいります」と述べた。

 


『爆破予告 実際に爆破されたケースも』

今回の事件について茗荷谷キャンパスに通う学生にインタビューしたところ、「爆破予告はただのいたずらだろうと思った。実際には爆発するわけがないと思い、あまり不安には感じなかった」という回答が得られた。実際、爆破予告事件は頻繁に起きており、中央大学にも過去何度か爆破予告がされているが、実際に施設が爆破されたと聞くことは少ない。

しかし、1978年に起きた「三菱重工爆破事件」では、爆破予告をただのいたずら電話と思い込んだ結果、事件への対応が遅れ被害が拡大してしまった。爆破は起きないなどと過信せず、警戒することが重要だ。

(原)

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