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  • 執筆者の写真中央大学新聞

人々の温かさに触れた、伊豆のごはん

 今回二泊三日の伊豆夏合宿を終えた私たちだが、伊豆メシを抜きにその全貌を語ることはできない。


一日目の夕食(銀水)

 初日の夜、銀水というホテルにて私たちは最初の夕食をいただいた。畳の敷かれた大広間に入った直後、色とりどりの料理に目を見張った。紅葉や柿といった季節を感じる器に、上品に盛り付けられた前菜の数々。伊豆半島の名産物である金目鯛のしゃぶしゃぶや煮付け。鮮やかな赤の鉢鮪や勘八の造りなど、どれも丁寧に見事に並べられ、まさに芸術である。どれも口に運べばうっとりしてしまうような、優しい味がいっぱいに広がった。中でも忘れられないのはクラフトチーズ豆腐である。一見単なる白い豆腐だが、実際は想像を超えたなめらかさで、あまりに濃厚なチーズであった。良い意味でこれほどまでに見た目に裏切られた料理を、私は今まで食べたことがない。この夕食のおかげで合宿の良いスタートが切れたといっても過言ではないだろう。


 

金目鯛コロッケフライ定食

 

とんかつ味処 錦

 二日目の下田では、お昼時にとんかつ味処錦にて金目コロッケフライ定食をいただいた。港に面した立地ということで、店の大きな窓からは入港してくる船を間近で見ることができた。山に囲まれた中央大学に通う私には、非常に開放的で新鮮に映った。料理が運ばれてくるまでの間、女将さんに教わりながら紙ナプキンでバレリーナを作ったり、名物だというサメの舟を一緒に探したりと、思わぬ場所で接客の真髄を学ぶことができたと感じている。軽やかな衣からあふれ出る金目鯛のクリームがなめらかで温かく、今でも忘れることはできない。


 

二日目の夕飯(天坊)

 夜にはホテル天坊にて最後の夕食をいただいた。一日目と同じくコース料理だったが、何よりも素晴らしかったのは、担当の館林さんのおもてなしである。ふと放った質問にも丁寧に応じ、時には笑いを交えて接してくれた。豪華な料理に加えた思いやりのある振る舞いに、疲れ切った私たちの心も体も温まった。

 今回の合宿で様々な場所を訪れ取材した私たちだが、伊豆メシによって支えられ、無事に終えることができた。現地の人々の温かさに触れて味わったことを、合宿の一つのささやかな思い出として忘れずにいたい。(原田)

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