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執筆者の写真中央大学新聞

大自然渦巻く絶景 堂ヶ島遊覧船

はじめに

西伊豆の観光スポットと言えば堂ヶ島を思い浮かぶ人も多いのではないだろうか?堂ヶ島はその景色の美しさから伊豆の松島とも呼ばれている。今回はそんな堂ヶ島を遊覧船でまわってきた。


出発

船場を出発し、最初に目に飛び込んでくるものは島の表面に見える白い断崖だ。大昔、もともと伊豆半島は海底火山であったが、その時代に起きた噴火によって大量の噴出物が土石流となり海面の斜面を流れ下り、堆積し、白い断層ができた。それが長い年月をかけて波によって削られて行き現在の特徴的な白い断崖となったのだ。また断層も島によって全く模様が異なっており、特に沖にある蛇島は蛇紋と言って、断層が蛇のようにうねっているように見え、島の名前の由来にもなっている。

 遊覧中我々は島と陸地との間に道が出来ているのを目撃した。この不思議な現象はトンボロと呼ばれ、満潮時は何の変哲もないないただの海だが、一日二回だけ干潮時になると島と陸との間に道が出来る日本でも数少ない珍しい現象である。

堂ヶ島公園から見たトンボロ

島を一通り見た後、遂に遊覧船の目玉である天窓洞へ向かった。昭和十年に天然記念物に指定された天窓洞は中央の天井が丸く抜け落ちており、洞窟内に光が射しこんでいる。また、天井の穴は近くの堂ヶ島公園からのぞき込むことも出来る。天窓洞はそのあまりの美しさから与謝野夫妻が来訪した際に晶子が「堂ヶ島 天窓洞の 天窓を ひかりてくだる 春の雨かな」

鉄幹が「島の洞 御堂に似なり 舟にして 友の法師よ 参れ心経」と短歌を残していったと言う逸話もある。

洞窟内部の様子

最後に

堂ヶ島は海底火山により出来た独特の絶景が見られる場所なのでぜひ行ってみてほしい。

(運天)

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