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執筆者の写真中央大学新聞

白門祭 戻る熱気

 中央大学は、11月3日から6日にかけて白門祭を開催する。毎年恒例のいわゆる“学園祭”に当たる行事であるが、新型コロナウイルス蔓延の影響で昨年度は事前に予約をした在学生のみ参加可能、2020年度もオンライン開催であり、今年度は3年ぶりに外部からの来客を招く。


 昨年度の白門祭では、祭を直接運営する白門祭実行委員会の中にも閉塞感が漂っていたようである。ある委員は「人が本当に少なく、仕事はしているけれど何のためにやっているんだろうという感じだった」と話しており、来客の少なさとそれに伴う活気の減少がモチベーションにも影響を与えた格好だ。大学を挙げて開催する祭であれば、普段この地に来ることのない人々抜きで“ハレの日”のムードを作り出すことは難しいだろう。特にこれから中央大学を受験しようと考えている高校生に大学の魅力をより詳しく伝える絶好のチャンスでもあるだけに。

 しかし今年度は前述したように、外部からの来客によって前年度以上の盛り上がりが予想される。そこで、委員の方に一番の目玉企画を伺ったところ、やはり挙げられたのは毎年有名な芸能人がゲストとして参加する中央企画であった。今年度のゲストはドラマや映画で活躍中の人気若手俳優である佐野勇斗さんに決定し、トークショーが行われる予定だ。『出張佐野部屋@中央大学』と題されたこの企画は、中央大学の学生はもちろん一般の方々でも参加可能であり、大盛況となる事は確実だろう。

 さらには、中央大学の学生バンドやダンスサークルなどのパフォーマンスをYouTubeライブで配信したり、豪華景品が当たる福引きを開催したりと様々な催し物がこの白門祭実行委員会によって企画・運営されている。

 「学生のみならず大人から小さい子供まで、皆が楽しめるような白門祭にする」と語る委員の姿からは、必ずや成功させるという熱意を感じ取ることが出来た。


 運営側にとって不本意な結果に終わった過去2年間を乗り越え、今年度は事前予約等の制限の無い来場が再び可能となる。委員会からも「今年は昨年の10倍の勢いを目指して頑張っていく」と気炎を吐く声が聞かれた今年こそは、大学全体が完全燃焼して祭を完成させることを期待したい。


(両角・板谷)

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