中央大学法学部は、23日、ホームページ上で、都心「ビル型」キャンパスとして2023年度からの使用開始が予定されている「茗荷谷キャンパス」の概要を公開した。
公開されたホームページ
◇施設
地下二階には、法曹や公務員など難関国家試験を目指すための学習施設が設置される。これは、通称「炎の塔」と呼ばれるもので、かねてから多くの難関国家試験合格者を輩出してきた。地下一階には、学生食堂と生協の購買が設置される。学生食堂は、「銀座スエヒロ」が経営する。一階では、「茗荷谷・スチューデント・ハブ」が設置される。ここでは、キャリア支援やボランティア案内など学生生活にまつわる様々な相談窓口が設置される。また、学生同士で談話できるスペースなども設けられる。三階には、法学部事務室、法職事務室、大学院事務室(法学研究科)の三つの事務室が集まる「茗荷谷オフィス」が設置される。5階には、学生同士が交流でき、休憩できる「ラウンジ」が設けられる。また、屋上庭園も併設される。その他、学生向けに駐輪場が約150台分用意される。法学部図書館も設置される見込みだが、詳細は明らかになっていない。
500名を収容できる「特大教室」、最大360名収容できる「大教室」が大型教室として用意される。加えて、最大140名収容の「中教室」、最大70名収容可能な「小教室」が設置される。なお、教室の数については明らかになっていない。
◇小石川キャンパス
法学部、国際情報学部が主に体育実技等の授業やサークル活動等で使用するために、文京区小石川に複合施設を新設する。バレーボールコート約2面分の広さの体育施設やサークル室が設置される。東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園駅」から徒歩約6分、茗荷谷キャンパスからは、徒歩で24分かかる。
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法学部長の猪俣氏は、同日、ホームページ上に公開した動画の中で、「茗荷谷キャンパスの建物の建築は順調だ。多様な学びを取り入れ、オンライン授業を積極的に取り入れていく。茗荷谷キャンパスの特性を活かしながら、カリキュラム改定等も行う。学生は、新しいキャンパスでの学びを楽しみにしておいてほしい」と学生へ向けてメッセージを発信した。
中央大学法学部ホームページ(Temico)
(小林)
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