今年度から法学部が茗荷谷キャンパスへ移転し、多摩キャンパスは経済・商・文・総合政策・国際経営の五学部を中心としたキャンパスとなった。本記事では多摩キャンパス内にある施設をいくつか紹介する。
多摩モノレールの中央大学・明星大学駅を降りて右に曲がってすぐ、右手に見えるのがグリーンテラスだ。グリーンテラスには学生の進路や就活をサポートするキャリアセンターや、学生だけでなく一般の方も参加できる講座を展開しているクレセントアカデミーなどが入っている。中でも日々利用する学生に馴染みがあるのは、グリーンテラス三階のスターバックス中央大学店ではないだろうか。学生や教職員、来訪者のコミュニケーション、休憩場所としても利用され、多くの人で賑わっている。
多摩キャンパスの中心部に位置している図書館は、書庫、開架図書室、各種閲覧室、視聴覚室などから構成されている。豊富な蔵書と電子ブック・電子ジャーナルの利用環境が整っており、日々の読書や学習を充実させる。二階フロアには閉架書庫の図書・資料の利用手続き等を行う二階カウンター、資料探しの手助けを行うレファレンスカウンター等があり、最新のスポーツ雑誌や情報誌、新聞なども取り揃えられている。他にも三階フロアにはパソコンやコンセントが利用できる特別閲覧室、発話が可能なグループ読書室などが、四階フロアには新着図書コーナーや洋書コーナー、プロジェクターなどを利用できるプレゼンホールなどがある。これらの設備を有する図書館は本や資料の閲覧のためだけでなく、サークル活動やグループでの話し合いなどにも活用できる場である。
そして中央大学と言えばその学食の充実度の高さで有名である。お昼休みには多くの学生で賑わい、放課後には自習やサークル活動、友人との団らんなど様々な目的で学生が集う。多摩キャンパス最大の食堂であるヒルトップは十一のお店からなり、座席数も最大である。寿司・定食・丼を食べることのできる「日和」、讃岐うどんを提供する「和おん」、惣菜パンからマフィンまで種類豊富なパンやソフトクリームが売りの「ベーカリー&カフェフラット」。そしてドリアやパスタを食べることのできる「喫茶テラス」、ハンバーガーショップの「トム・ボーイ」、ラーメンなどの麺類を提供する「レストランコープ」など、いくつかメインのものを書き出すだけでもこの量である。またCスクエアと呼ばれる別の建物には、「リーフカフェ」と呼ばれるカレーからたこ焼きまで様々なメニューを展開するカフェがあり、コンセントも備わっているため多くの学生が空きコマ時間等に利用する姿が見受けられる。さらにバスターミナルには「芭巣亭(ばすてい)」と呼ばれる定食や丼ものを提供している店があり、様々なお店でバラエティ豊かな食事を楽しむことができる。
学生歓喜 より使いやすく...!
書籍や購買、食堂等を通じて学生の勉学と日常生活のサポートを行っているのは中央大学生協だ。教科書をはじめとした書籍、雑誌のほかに、文具、くすり、化粧品、お菓子などが売られており品揃えが豊富である。それらの必需品に加え、中央大学の公式マスコットキャラクターである「チュー王子」のぬいぐるみや中大学のロゴ入りグッズが売られているコーナーもある。また今年の五月末、生協内に新しくセブンイレブンがオープンした。これに伴い、学生や教職員などの利用者は食品や飲料を手に入れるのがより容易になり、生協とともに今後の利用率が注目される。
多摩キャンパスはその広大な敷地の中に多くのスポーツ施設を有する。陸上競技場や野球場など部活に所属する学生のための施設の他に一般学生が利用できる施設も多く、ここではその一般学生が使用できるスポーツ施設をピックアップして紹介する。フィールドAには、テニス兼バスケットボールコート、ソフトボールコートがあり、フィールドBにはミニサッカーコートが設けられている。また第二体育館アリーナにはバレーボールコート、バドミントンスペースや卓球スペースがあり、予約することで使用することができる。空きコマや放課後など多くの学生が友人と汗を流す姿を見かけるが、意外と利用できることを知らない在学生も多く、「知る人ぞ知る」施設である。また限られた期間ではあるが、屋内の温水プールや屋外プールを使用することも可能である。
また、正門を入り右手に見える小高い丘は「ラバーズヒル」である。芝生が広がるラバーズヒルでは、昼食を食べたり日光浴をしたりと、勉強の合間のリフレッシュに多くの学生が集い、憩いの場となっている。
ペデストリアンデッキ下中央図書館脇には、便利なキャッシュサービスコーナーとして三井住友銀行、ゆうちょ銀行のATMがあり、月曜日から土曜日まで利用することができる。
このように多摩キャンパスには様々な施設があり、今回紹介しきれなかった施設も多く存在する。もし利用したことのない施設があれば、是非訪れて大学生活に役立ててみてほしい。 (松田・倉塚)
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