中央大学は一月末、入学試験の志願者数を公表した。昨年度と比べ微減となった。学部別に見れば、法学部は志願者を増加させたが、文学部は大きく減らした。18歳人口は減少傾向で、厳しい状況が続く。
本紙は、過去5年の入試結果を分析した。志願者数は、学部別選抜(一般方式)・学部別選抜(英語外部試験利用方式)・学部別選抜(大学入学共通テスト併用方式)・大学入学共通テスト利用選抜(単独方式)・6学部共通選抜を足し合わせた数字。推薦入試などの特殊な形式は含まない。
24年度の志願者数は、6万5000人で、昨年度の6万6000人から1000人減らした。微減となったが、20年度の志願者数は8万4000人で過去5年の減少幅が目立つ。
法学部は、22年度から堅調に志願者数を増加させてきていて、3年連続増となった。23年度からキャンパスを多摩から都心の茗荷谷へ移転させ、カリキュラム改革などを行った成果だと見られる。
文学部は、8400人となり、前年度の9700人から大きく減らした。理工学部は、やや減らしたが依然として堅調だ。
18歳人口は、20年の116万人から24年には106万人と4年で10万人程度減少している。 特に、24年度入学の世代は、05年生まれだ。05年は、過去最少の出生率を記録し、「1.26ショック」と呼ばれた。今後も志願者は減少すると見られる。(小林)
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