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【学生図鑑】法曹を目指す人へのインタビュー 坂下美帆さん 

  • cupress19281
  • 11月12日
  • 読了時間: 3分

 第37回目の今回は中央大学法学部法律学科卒、現在東京大学法科大学院で法曹を目指す坂下美帆(さかしたみほ)さんにお話しを伺いました。


今回取材させていただいた、司法試験受験生の坂下美帆さん
今回取材させていただいた、司法試験受験生の坂下美帆さん


Q.読者の皆様へ、自己紹介をお願いします。 

A.現在、東京大学法科大学院に在籍している、坂下美帆です。

私は中央大学法学部法律学科を卒業しており、弁護士になりたいという夢に向かって、司法試験受験生として法律学を勉強しています。 


Q.いつから弁護士を目指そうと思ったのですか。

 A.中学生の頃に刑事事件に関心を持ったのがきっかけです。

被疑者だけでなく、その家族を支援できる立場に魅力を感じ、裁判官や警察官ではなく弁護士を志すようになりました。

 

Q.本格的に目指し始めたのはいつですか。

A.高校2年生の時で、大学受験を考えたときです。

父が中央大学出身ということもあり、炎の塔の存在や法曹一貫コースの制度を教えてもらい、魅力を感じたため、中央大学の法学部を選びました。

 

Q.学部時代の挫折はありましたか。

 A.1年次は研究室には所属していたものの、コロナ禍の影響で入室制限があり、中に入れず、独学せざるを得なかったことです。

年になると科目が増えて手を広げすぎてしまい、どれも中途半端になってしまったことも挫折だったと思います。 


Q.それをどう克服しましたか。 

A.民法など主要科目を優先して基礎を固めました。

夏休みは、毎日研究室内にある自習席に通い、徹底的に論証を暗記し、必修授業と並行して集中して取り組みました。 


Q.モチベーションの維持はどのようにしていましたか。

A.基礎ゼミのクラス分け試験など、短期的な目標を設定するようにしていました。

上位クラスに配属されると周囲のレベルも高いため、刺激になりました。

試験後は友人と遊ぶなど緩急もつけるようにして、モチベーションを保っていました。 

 

Q.学部時代にやって良かった経験はありますか。

A.接客業アルバイトです。

幅広い世代と関わることで臨機応変な対応力が鍛えられ、勉強以外の成長にもつながったと思います。 

 

Q.どんな弁護士を目指していますか。 

A.弁護士になりたいと思ったきっかけは刑事弁護でしたが、現在は企業法務に関心があります。

父が銀行員として中小企業を支えている姿や、地元新潟の企業倒産の現実を見て、企業を助けることを介して、地方創生に貢献できる弁護士になりたいと考えています。 

 

Q.最後に、法曹を目指す学生へアドバイスをお願いします。 

A.予備試験ルートか法科大学院ルートかは人それぞれであり、正解はありません。

大事なのは「自分の学生生活で何をしたいか」を考えることだと思います。勉強に打ち込むのも、アルバイトやボランティアで視野を広げるのも、どちらも価値があると思います。

また、周囲と比べてしまい、自信を失う人も多いのは現実ですが、自分のペースで期限を決めて努力すれば必ず道は開けます。

決して焦らず、自分を信じて頑張ってほしいです! 

(森山)

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