top of page
  • 執筆者の写真中央大学新聞

第1回 1人二郎のすすめ

 新しい連載として「1人○○のすすめ」が始まった。1回目を記念して今回、1人でラーメン二郎野猿街道店2に足を運んだ。今回は行ったことない人でも楽しめるような記事にしたい。 

 

 まずは野猿街道店2について軽く説明したい。この店舗は二郎の中でも有名であり、連日多くの客が長蛇の列をなしている。本学からは徒歩で15分程の距離である。食事の前の調整と考えたらこの15分は長くない。私は平日の18時頃、店に入店した。ラーメン二郎では、着いたらまず食券を買うことが規則である。食券を手に入れてから並ぶ、と理解してもらいたい。平日の18時台はあまり混雑していないことが多い。19時に近づいてくるにつれて客足が多くなっていくため、周りの視線が気になる方は、混雑する時間帯を避けて来店するといいだろう。 

 

 私はすぐに食券を購入し店内に入った。待ちは3人程だったため、すぐ席に着くことができた。着席するとすぐに食券を提示した。ラーメン二郎では一度に大量の麺を茹であげ、それからそれぞれのトッピングをするため、麺量を減らしたいなら食券を渡すときに伝えなくてはならない。またその際に「ヤサイニンニクアブラ」などのようなトッピングのコールをするのはまだ早い。麺が茹で上がり、店員に「ニンニク入れますか」と訪ねられるのを待とう。 


 私が頼んだのはプチ二郎(ヤサイニンニクアブラ)である。これでプチなら大とは…とまだ見ぬ世界に思いを馳せ、食べ始めた。ヤサイを前にして私は冷静でいられなかった。シャキシャキなヤサイに食欲を乱され、箸を止めることができないまま食い荒らした。下には太くワシワシの麺が眠っており、ますます興奮してしまった。我を忘れて食いに食い、気がつくと目の前には、ブタと呼ばれるチャーシューがそびえていた。ブタすらも食い尽くそうとする最中、残った理性がブタに七味をかけて味変をさせた。異なる刺激は私の食欲をより活性化させた。目の前の一杯をただ食らう、あの時はそれしか考えていなかった。気づいたときには既に店の外に立っていた。 

 

 帰路に着き、「当分食べない」と心に誓った。しかし、次の日には再び食べたいという欲が出てしまう。一部では二郎は麻薬とも呼ばれる。理解できないかもしれないが、一度食べてみて欲しい。二郎は中毒性がある。(伊藤) 



閲覧数:10回0件のコメント

最新記事

すべて表示

新聞学会就活体験記2024

特別区内定 2年の2月上旬、まだまだ大学生活の甘い汁を啜っていたいという誘惑を振り切り、公務員予備校の門を叩いた。理由は、高校からの目標であった公務員試験に合格し、特別区の職員として働くためである。3年からゼミの活動とバイト、サークルの委員長を掛け持ちすることになり、通学の時間など到底確保できそうにもなかったため、オンライン方式のコースを選んだ。(面接は対面指導) こうして、筆者は公務員試験の世界

法学部必見 1年生がこの時期に「やっておいた方がいいこと」6選

この春、4年生を迎えた法学部在籍の記者が、これまでの3年間の自分や知人の「やっておいてよかった」「やっておけばよかった」を振り返り、1年生が今の時期にやった方がよいことについて、独断と偏見で記述していきたいと思う。 ①大学からのお知らせはこまめに確認する 特に履修登録期間中、抽選科目に関する通知は絶対に見逃さないようにしておくべきである。抽選に参加できないと、英語の授業を一限や土曜など不便な時間に

bottom of page