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  • 執筆者の写真中央大学新聞

茗荷谷白門祭リポート'23

 2023年11月4日(土)・5日(日)の2日間にかけて、法学部移転後初となる茗荷谷キャンパスでの白門祭が開催された。大学の学園祭にしては少々落ち着いた雰囲気ではあるが、在学生は勿論、受験生や地元の子供連れの家族、OBと思われるお年寄りなど幅広い層が来場し、賑わいを見せていた。(高松・両角)

パンフレットとサンリオピューロランドのクーポン。多摩が懐かしい

お土産販売企画 (白門祭実行委員会茗荷谷事務局)

 昨年度から引き続き販売している「はくもっけん飴」(100円)に加えて、茗荷谷限定で「ハンカチ」(300円)と「シール」(100円)の3種類のグッズを販売している。茗荷谷限定の2つのグッズは実行委員自らがこだわり抜いてデザインを考えたそうだ。特にはくもっけんの顔が大きくプリントされた「ハンカチ」は人気で、4日の11時時点で目標の約半分の枚数を売り上げた。

「シール」(100円)

文京区BBS会 (文京区BBS会)

 文京区BBS会は、今年8月に結成されたボランティア団体で、他大学を含め、約60人の会員が所属している。初めは非行少年を対象にしていたが、現在は不登校児や他の区のウクライナ避難民の子供たちへの支援など、“生きづらさ”を抱える少年少女全般を対象とし、彼らの更生保護を目的として活動を行っている。彼らの実態や活動の内容についてより多くの人に知ってもらうため、今年の白門祭への出展を決めたという。


hakumon GO・新キャンパスに眠る謎 (白門祭実行委員会茗荷谷事務局)

 「hakumon GO」はスマートフォンアプリ・「COCOAR」を利用したスタンプラリー、「新キャンパスに眠る謎」はLINEのチャットボットを利用した謎解きゲームだ。どちらもキャンパス内の様々な場所を巡ることで、スタンプ・謎解きのカギが取得できる。茗荷谷キャンパスに週3で通っている記者でも迷ってしまうほど難易度は高いため、子供だけでなく大人も楽しんで参加できる企画になっている。すべてのスタンプを取得、または謎を解き終えると、受付で可愛い景品を貰うことができる。


東京学祭めぐり (白門祭実行委員会茗荷谷事務局)

 東京都内に所在する14の大学の学園祭に赴いてスタンプを集め景品を手に入れるというスタンプラリー型のこの企画。事務局にとってはキャンパス移転初年度ということもあってノウハウは無く手探り状態、かつ企画も室内に制限されるという厳しい船出の中、東京学芸大学の学生の方から勧誘があっての参加となったようだ。当初は企画に手が回るかどうかも分からない状況だったこともあり、「来てよかったと思えるようにしたい」というのは企画立案に関わった事務局委員の方の弁である。

茗荷谷移転から半年程度しか経過していないことを考慮すれば、この度の中央大学法学部キャンパス移転は非常に円滑に受け入れられたと言えよう。参加者には他大学の学園祭も知ってもらい、景品としてそごう美術館やサンシャインシティで使用できる割引券を配布するなど、周辺地域との”相乗効果”を十二分に期待させる取り組みであった。


はくもっけん救出大作戦 (白門祭実行委員会茗荷谷事務局)

 白門祭公式マスコットキャラクターの名前を冠したこのブースでは、輪投げやボール入れなど子供でも楽しめるゲームを用意している。事務局の委員の方によると、白門祭では伝統的に子供の楽しめる企画が少ないことから「2~12歳の子供向け」に主眼を置いた企画は準備段階から意識されていたそうである。実際に足を運ぶ方も、子供を連れた近隣住民や受験生の家族が多く見られ活況を呈していた。まさに「所(=キャンパス)変われば品(=企画)変わる」ことが移転1年目にして証明されたのだ。

企画を楽しむ子供たち

古着屋 ne:MIN (ne:MIN)

 古着の売買をメインとする珍しいサークルは、今回の出店が初の企画となった。販売されている衣服は大学生~大人向けがメインであったが値段を見ると100円や200円と書かれているものもあり驚かされる。同サークルはキャンパス移転を機に2023年度より新たに活動を開始しており、「目立てたらいい」とメンバーの1人は語る。記者が取材した当日は大学生よりもむしろ子連れや受験生の家族が多く商品を購入しており、初陣で華々しい活躍を見せていた。


モチモチドリお (FC GLANZ)

 一風変わった名前のこの団体では、「新感覚スイーツ」とも称されるわらび餅ドリンクが販売されている。茗荷谷キャンパスには屋上庭園こそ存在するものの、多摩キャンパスや後楽園キャンパスのようにブース設置が可能な屋外の広場が無いためか企画は体験会や展示が多く、飲食関係の出店は数軒程度。モチモチドリおはその中の一軒となったが、スタッフは「だからこそ逆に売れると思った」と振り返っており、「一番賑やかなサークルにしたい」と意気込みを語っていた。それが功を奏してか客足は多く、主に家族連れの方に好評だったようだ。  そのような「見た目も大事」とのこだわりがつまったわらび餅ドリンクを記者も試飲した。

「カルピスソーダ(赤or青or緑のシロップ入り)」と「カフェオレ(黒糖ありorなし)」のメニューがあったが、記者は「カフェオレ(黒糖あり)」(500円)を注文した。上の方に黒糖がかかっており、一時期流行したタピオカ黒糖ミルクティーのようなおしゃれな見た目をしていた。味の方だが、わらび餅とカフェオレのすっきりした甘さの中に黒蜜ときな粉の2種類の香ばしさが重なって、重厚感を出しており、美味しかった。また、わらび餅の食感はモチモチしていつつも、プルプルしてのど越しがよく、非常に飲みやすかった。

「わらび餅ドリンク(カフェオレ・黒糖あり)」(500円)

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