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国内の眼鏡フレーム生産の9割以上を占める福井県鯖江市

  • cupress19281
  • 2 日前
  • 読了時間: 2分

 今夏新聞学会は福井県での2泊3日の取材合宿を行った。普段は東京近辺で取材活動を行う当会にとって、遠方での取材が可能な春夏の合宿は貴重な機会だ。今回も多くの訪問施設で取材・体験することができたため、読者の皆さんに合宿の成果を報告する。


めがねの町鯖江市の眼鏡モニュメント
めがねの町鯖江市の眼鏡モニュメント

 福井県鯖江市には、眼鏡の歴史を展示する、めがねミュージアムがある。

ここでは、鯖江市が「眼鏡のまち」として歩んできた歴史と技術の粋を知ることができる。 


 館内の展示では、明治期に始まった眼鏡づくりの歴史を振り返ることができ、当時の職人が使った道具や希少な眼鏡コレクションが並ぶ。素材やデザインの変遷をたどれば、単なる視力矯正器具にとどまらず、ファッションや文化の一部として発展してきた眼鏡の奥深さが伝わってくる。

 

 また、ミュージアム内のショップには、地元ブランドを中心とした多彩な眼鏡がそろっている。

伝統的な技術を受け継ぎながら、最新のデザインや機能を取り入れたフレームが数多く展示・販売されており、実際に手に取りながら「鯖江クオリティ」を体感できるのも魅力的である。 


 鯖江市では、今も数多くの小規模工房や企業が精密なものづくりを支えている。眼鏡ミュージアムは、そうした地域の産業と文化を象徴する存在であり、訪れる人に「眼鏡のまち鯖江」の誇りを伝える場所となっている。観光で立ち寄れば、日常的に身につけている眼鏡の見方が少し変わるかもしれない。 

                                         (森山) 

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