学生図鑑第38回 阿部凛花さん ―好きになった「経済」を強みに―
- cupress19281
- 2 日前
- 読了時間: 2分
第38回の今回は税収弾性値予測コンテストで優勝された、経済学会前年度会長の阿部凛花(あべりんか)さんにお話を伺いました。
Q.なぜ税収弾性値予測コンテストに応募されたのですか。
A.私が応募したきっかけは所属している経済学会でお声をいただいたことです。当時の経済学会の会長であった浅田先生が、当コンテストを主催している高圧経済研究部会に所属されており、そのご縁で当コンテストに出場させていただきました。
Q.経済学会に入られているとのことですが、経済学には昔から関心があったのですか。
A.はい。両親が金融系の仕事をしており、小さい頃からお金と政治の話題が身近にあったので、自然と経済が好きになりました。なので大学では経済学部、そして経済学の活動をしている経済学会に入りました。
Q.税収弾性値予測コンテストの概要を教えてください。
A.税収弾性値予測コンテストは、高圧経済研究部会が2023年度から主催されている、GDPと税収から算出される税収弾性値の予測精度を競うコンテストです。
税収弾性値は財政状況を把握する上で重要であり、政策立案にも不可欠な指標です。

Q.悩んだ点、工夫した点はございましたか。
A.悩んだ点としては、税収弾性値予測コンテストは政治の動きが強く関わってくるのですが、私は経済学は勉強していたものの政治や実際の実情には疎かったので、それらの情報を入手するのが難しかった点ですね。
なので主要な経済系の新聞社の記事や、政府が公表している情報などをひたすら調べました。また24年は円安であったので、賃金が上がると考えてデータを探したのですが、当時は23年度の賃金のデータまでしかありませんでした。
そこで発想を転換し、名目賃金を予測している帝国データバンクのデータを閲覧しました。すると賃金を上げる企業が今までで一番多いというデータを発見できたというのが工夫した点で、このことから賃金は上がると予想を立てることができました。
Q.今後も経済学を使われるのですか。
A.はい。将来は大学院に進学して計量経済学か統計学を学び、シンクタンクで研究、もしくはエンジニアの仕事をしたいと考えています。
サークル活動では、経済学会の中で行われているゼミで、後輩の子に対して経済学を教えていきたいです。
また、今年もコンテストがあるので今回の反省点を強化して、ここまで来たら三連覇してやろうという気持ちで頑張りたいと思います。
(川上)





コメント